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KIKIが帰ってきたよ。ここに。タダイマ!だって。おかえりー
再開はまだかまだかと待ってたけど、ちょっと前からこっちのサイトでブログ書いてたみたいで…いつのまに…知らんかったー。 一日の楽しみが増えました。 昨日、ウルトラミラクルラブストーリーって映画を見た。 これはなんというか、人間の内面とか神秘的なもの、あるいは身体的なものに触れようとしている(ような)くせに、だから意味深なはずのに、とことんポップでした。ポップというのは嫌味がないっちゅう事ですね。なんか後ろ向きにならない前のめり感がいいなあと思いました。話の流れも単純で飽きないし。それでいて話の意味は別のところにありそうな。 好き嫌いはありそうだけどもね、でもネットとかの評価は案外アテにならないものですね。僕は面白い面白くないの評価であったら、面白いと思いました。映画の技法などはわからないからその辺の評価は難しいですが、風景の切り取り方なんかは結構好きでした。うーん、全然批評になってないな笑 ついでにそれから、横浜聡子さんって人の脚本監督らしいのだけど、なんとなく、女の人にしかこういう作品って生み出せないんじゃないかと思う。別にジェンダーフリー否定主義者とかではないけど、女の人にはやっぱり独特の感性があると思いますね。生得的に。なんというか、人智の及ばない物事とか神秘的なことに対するポジティブな感性みたいな感じというか。男はそういうものはどうしても解明したい。原因の部分が欲しい。ドライに認識したいと思う。女の人はそこにあるもの、起こっている事をありのままに引き受ける。断定はできませんが、そういう傾向はあるように思ったりします。 それと、神秘的なもの、アミニズム的なものに対する身体の感性が、地域によって違うという事もあるのではないかとも思いました。僕が思ったのは、極端に言って、日本の北東の人は「土」とかそういう足下以下の世界に対して思い入れがあるんじゃないかと。まさにこの映画の舞台は東北青森であり、重要なテーマの一つは「土」であった(はず)。一方で日本の南西の人は「太陽」とか月とか星とかに対して思い入れが強いのではないかと。だから西の人はレイヴとかと相性がいいと思う。「太陽」とか月の下で裸になってワイワイやってたら精神は気持ちいいくらい解放されるんだと思う。じゃあ、東の人は?溜まった鬱憤はどこにいくのか?それがこういうハッチャケ系観念芸術として出てきてもおかしくないのかなと。そういうことを2008年の仙台の卒計展の時に見た「踊る身体」のことを思い出しながら考えたりした。あれもキーワードは「土」であった。そして作者は東北に住んでいる女性だったのだ。 形式化して単純化しすぎるのはよくないと僕はよく思うのだけど、まあ、一つの切り口としてはなかなか面白い観察では、と思ったりしました。大切なのは、この形式にどのようなディティールとか背景が存在しているのかという事だと思います。 それから全然関係ないけど、今日集中講義で学校に行ったら、ベンチとかでマンガ読んでる人がやたらいっぱいいて、なんやかーって思ってたら、学校で「三国志検定」なるものが行われていたようである。たぶんみんな横山光輝のマンガとかを参考書代わりにしてたのでしょう。検定帰りの人ともすれ違ったのだけど、女性2人がキャッキャと「赤壁の、〜が、〜で、」みたいな会話をしているのを横目で見て、なんかいかに自分のいる世界が狭いのかを思い知らされた感じがしました。笑
by matsumo5402
| 2009-07-12 22:03
| 晴れ
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