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もう一昨日のニュースだけど、OMAが北京に設計したマンダリンホテルが焼失ですよ。
建物ってこんなに燃えるんだな…と、素直に驚いてしまう。そもそも火事なんてそうそうお目にかかる機会はない。でも、実際起こりえる危機なわけで、こういうときに建物は命を奪う凶器になりうるのだと、当たり前のことを改めて感じた。それは設計者が意図してなかろうがそうなるということで、なんだろう、不条理なことって世の中には、いつだっていろいろあるなあ、と思うわけです。 てか、このあと、どうするんだろう。 また新しいホテルが建つのか?同じデザインで?それともOMAが違うアイデアをだすのか?新しい設計者を捜すのか? 火事とか災害や戦争が建築に新たな仕事を与えるのは事実です。昔の誰だったか、有名な建築家が空襲で焼け野原になった東京の風景を見て、「新しい街を作れるぞ」と喜んだ、という話を何かの本で読みましたが、このようなパッと見虫酸の走るような逸話ではあるけれども、僕自身にもどこかでそれに共感する気持ちもあるような気もします。働きだしたら、建築でも何でも、そういう相矛盾するような倫理観と向き合って折り合いをつけていかなければならないんだろうな。そういうのにぶち当たらないうちはまだまだ甘ちゃんと言われても仕方がないのだろうな。と思います。甘ちゃんが悪いとは思いませんが、この世の中で生きていくためには甘チャンのままではダメなんでしょうね。 話が逸れまくりましたが。 …それにしても…これは確実に火事になるだろう… おいおい、です。 auther:松本剛志
by matsumo5402
| 2009-02-11 23:42
| 雲り
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