松本剛志の考えること
by matsumo5402
キャプテン
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>>>キャプテン/ちば あきお<<<

中学の頃おじちゃんに単行本をもらって感銘を受けた漫画です。

久しぶりに読んであの頃とは感じるものは違うけど、やっぱ名作だと思いました。ここまで禁欲的に漫画を書く作者は凄いと思う。
というのは登場人物の個性がすごく凡庸。みんなそのへんに普通にいそう。それほどドラマチックな場面もない。主人公であるキャプテンは世代交代でコロコロ変わっていく。それにともなってチームメイトもころころ変わる。その積み重ねで徐々に強くなっていく。昔、ゲームで『俺の屍を越えてゆけ』てのがあったけどそんな感じ。もちろん漫画の方が古いんだけど。絵も手塚治虫を更にあっさりさせたような感じだし。スポーツ漫画のくせにオチが弱くて、なんというかエンドレスなBGMを聴いてるみたい。こういうことを言ってるともしかしたら作者やファンの人に怒られるかもしれないけど(笑)でもそこが読んでて心地よいというか、爽やかに感じて面白いんだろうなと思う。そういう意味では今で言えばバキとかGANTZにも通じるものがあるのかな、爽快感という意味で。ノリは全然違うけど。…やっぱ全然通じてないかな(笑)バキとGANTZは全く禁欲的でない笑
あと、練習シーンは相当凄惨です(笑)簡単な絵だからなおさらこわい(笑)努力努力!努力は絶対!的な感じ。努力が必ず実るかどうかということは難しい話ですが、目を覆いたくなるくらい凄まじい努力が人を惹き付けるということは真実としてあるのではないかなと思っています。

ちなみに(たぶん)70年代の下町の生活風景がところどころに登場して、なんか興味深いです。
by matsumo5402 | 2008-07-22 02:39 | 雲り
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