松本剛志の考えること
by matsumo5402
伝統についてA
“伝統”ということに関して、最近twitterでの議論の中で触れることがありました。
“伝統”に関しては、僕が学部3年生の春、約3年半前に、真剣に考えることがありました。
なぜなら学校の課題だったからなのですが。笑
この時考えたことは、僕の倫理におけるベースになっています。
ということで、その時論じたことを、そっくりそのまま転載してみようと思います。
コメントなどもらえたら嬉しいです。

※出題は古賀徹先生でした。

伝統についてBと合わせてお読みください。


太字は課題文

1.黒木町の様々な要素のうちで伝統的なもの、伝統的でないものについてそれぞれ5つを挙げなさい。

<伝統的なもの>

c0160617_444982.jpg1)小石の乗った石塔
津江神社境内の池の中に立つ石塔にはたくさんの小石が乗っている。
これは昔から伝統的に願掛けの一種として行われてきた行為ではないだろうか。もちろん子供たちが遊びの一種として行ったものでもあるのだろうが。

c0160617_464182.jpg2)ファミリープラザくりやま
黒木町ではこのような造形の前面ファサードを持つ商店がいくつか見られた。
この造形のモチーフは、入母屋の切妻屋根といった伝統的な屋根の形状であると考えられる。

c0160617_475629.jpg3)干された植物
自分で採取したであろう植物を乾燥させている。詳しくはわからないが、何か食料として用いるのではないだろうか。
こういったものは昔から伝わる伝統的な製法で作られる場合が多いと考えられる。

c0160617_484885.jpg4)藤棚
鉄骨で藤棚が組まれている。元々は木で組まれていたのではないだろうか。その木が老朽化した後に、耐久性が高い鉄骨を用いたのではないだろうか。

c0160617_495449.jpg5)お茶屋
多くの店舗が軒の部分をパラペット化し、看板として用いているのに対し、この店はまだ伝統的に受け継がれてきたであろう商店の面構えをしている。



<伝統的でないもの>

c0160617_4113941.jpgA)鳥の巣の下の板
軒下に作られた鳥の巣。その下に板が打ち付けられている。鳥が下に落ちないためか、フンが落ちないためなのか定かではないが、何らかの状況に応じて臨機応変に取り付けられたものであると考えられる。

c0160617_41255.jpgB)川のそばの電灯と注意書き
豊後別路が矢部川と最も接近するところに、路地から矢部川に抜ける場所がある。その路地が川に突き当たるところに電灯と『水難注意」と書かれた注意書きがあった。これもまた、その状況に合わせ、設置されたものであると思われる。

c0160617_4132360.jpgC)鳥居とタワー
素戔鳴神社と書かれた鳥居の近くに公民館があり、消防用のタワーがそびえ立っている。素戔鳴神社の分社などがあるのだろうか。
しかしこのような場合は鳥居を伝統的な建造物というより、一種のランドマークとして捉えているのではないだろうか。そしてこのタワーもまたランドマークとなっており、一カ所に二つの意味合いの異なるランドマークがレイヤー化している。

c0160617_4141731.jpgD)3種類の塀
この地域では丸い石を使った塀が伝統的に用いられているが、中にはブロック塀やレンガの塀も多く見られる。
この場所ではその3つが同時に見られる。

c0160617_4151316.jpgE)商店の面構え
一見すると全体がキューブである建物に見えるような面構えであるが、後方に勾配を持つ瓦屋根が見えるので、道に面する部分だけを一部リノベーションしたものであると考えられる。



つづく。伝統についてBを参照して下さい
by matsumo5402 | 2009-11-13 04:16 | 雲り
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