松本剛志の考えること
by matsumo5402
批判することについて
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ヤフーのニュースってページの下の方にユーザーのコメント欄があって、結構面白かったりするんだけど、ちょっと悲しくなるときもある。

例えばこのニュース。そうでもない人の方がもちろん多いんだけど、中に時々、ただ単に「税金の無駄遣いだ」「公務員と大企業だけが甘い汁をすうじゃないか」のような乱暴なコメントをする人がいる。

もちろん、そういう一面もあるかもしれないとしても、その他の側面を全く見ようとせずに、物事を批判するという短絡的な考え方をするのは悲しいことだ。世の中の、名のある批判というものは、総合的な分析の結果として導きだされるものであるだろう。なぜそういう結論に達したのかを理解せずに結論の部分の言葉だけを借りてきて批判を行うのは大人の思考としてとても貧相だと思う。

総合的な分析と仰々しく言うが、もっと簡単なことで、要は批判する対象をしっかり認識しているのかということである。認識するためには尊敬すればいい。最近の日本人はいろんな職業に対して尊敬する気持ちを持っていない人が多いと思うのは僕だけでしょうか。不正とか偽装とか、そういうことはもちろん許されることではないけれど、一部の人間のさらに一側面だけしか見ずに、ある職業の全体を捉えてしまおうという考えの人間が多すぎる気がする。物事を相対化して、“あれ”は“ああ”だけど“これ”は“こう”だよね、と考えないと人付き合いってできないんじゃないかな。

世の中全てのことに尊敬するようになれば、批判をするには痛みが伴うようになる。あるいは責任が生じる。そういう批判になってこそ、意味のある批判になると思っています。

けど確かにネット上のコメントや掲示板のような場所では、相対化している考え方というのが伝わりにくいっていうのも実情なんだと思います。誰が発言しているのかわからないから言葉の裏が見えにくい。というか見えない。読む人はそれこそ“文字通り”の意味しか読み取れない。とても難しい問題ですね。

なのでとりあえず僕はこのブログでいろんなことに対する批判を書いてきたし、これからも書くと思うので、まずは匿名の投稿をやめて実名を公表しようと思いました。これをやることで世の中に対して幾分の影響を与えるかというと限りなくゼロに等しいと思うけれど、まあ、僕自身の気持ちの問題です。誠実さに対する気持ちの問題です。


author::松本剛志
by matsumo5402 | 2009-01-13 22:46 | 雲り
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